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『エリザベート』博多座遠征の旅記録①オプション長崎編

エリザベート』の博多座遠征を決めたとき、「福岡はもう何度も行ってるけど、九州で他の県ってなかなか行く機会ないよなあ…。そうだ、どうせなら長崎旅行付けちゃお!」と軽率にオプションを付けた遠征旅。
これが、なかなか良い旅になったのである。ありがとう、あの時の軽率な自分!

観劇の前日、13日(金)に羽田からソラシドエアで長崎へ。

窓からびっくりするほど綺麗に富士山が見えた。縁起がいい!

機内のドリンクサービスで飲んだ柚の風味が効いた長崎産のアゴ出汁スープがおいしかった、というこまけぇ(by3人勘女)情報も書き残しておく。

2時間ほどのフライトでお昼前に長崎空港に到着。人生初・長崎!
空港のコンパクトなサイズ感、いとをかし。
翌週からランタンフェスティバルが開催するらしく、随所にランタンの飾りがあった。

さっそく長崎グルメで腹ごしらえするぞ!ってことで、去年空港にできたらしい佐世保バーガーのお店「LOG KIT」へ。雰囲気ある店内の造りが良き。
コーラが瓶で、自分で冷蔵庫から取り出して開けるスタイルだったのが新鮮だった。

 

お腹も満たされて、いざ長崎観光へ。
市街地までは空港からリムジンバスで約40分ほど。車酔いしやすい体質なのでこの時間が若干心配だったのだが、やはり最後の10分くらいは「あかん…ダメかもしれん…」とグロッキーになってしまった。空港から街までの距離って三半規管弱い人間にはマジで死活問題だ。でも最悪の事態は免れ、なんとか無事にバスを降りれた。

初長崎だし、まずはベタな観光コース行っとこ!ということで「グラバー園」を目指す。
新地中華街からどのバスに乗ればいいかわからなかったので、バス停で待っているご婦人に聞いたら「ここから二つ先のバス停になるけど、大抵のバスはそこに停まりますよ。来たら教えましょうか」と親切に対応してくださり早くも知らない土地での人のあたたかさに触れ泣きそうになる(そのあとも行く先々で道を尋ねたり路面電車の乗り換えについて聞いたりする場面があったのだが、親切に教えてくださる方ばかりで、旅人は長崎県人のやさしさに感動した…!)。

やさしさのおかげで無事にグラバー園に着く。しかし問題は天候である。

♪長崎~は~今日も~雨だった~~

しかも雨に加えてなかなかの風である。昨日までは晴れてたらしいのに!なによっ!自分の雨女ぶりをここでも再確認させられた。
そんな雨風の中、傘を差しながら撮るのはなかなかの苦行だったけど、トーマス・グラバー氏がどれだけ日本の教育や近代化に貢献したすごい人なのかを知ってから見る建物や調度品はとても素敵でロマンがあり、舞台セットのようだなあと思いながら見学した。



グラバー園から歩いて10分ほどのところにある長崎県美術館へ向かう。
「屋上からの眺めが良く、出島の景色を一望できる」という触れ込みもあり行ってみたかったのだが、この天候もあり屋上に出るのは断念した。常設展をぐるっと観て、ミュージアムショップで富田一彦さん(長崎出身のデザイナー)の柄がかわいいお箸を記念に購入して美術館をあとに。

 

路面電車の出島駅から、ホテルのある思案橋へ。
さすがに朝からの移動と雨風に疲れていたのでチェックインして少し休憩。ホテルのポットでお茶を淹れて、グラバー園の近くのお店で買ったびわのチーズケーキを食べる。
夕飯は旅系に強いライターのお友達で、いつもおいしいお店をセレクトしてくれるさーやおすすめのお寿司屋さん「しのだ」へ。

良心的な値段でおいしいお寿司とお刺身を堪能!
九州特有のちょっと甘いお醤油も新鮮だったな。

ホテルに戻り、「そういえば今日金曜日だからOVER THE SUNの配信日だ!」ってことに気付き、帰りにセブンで買った日向夏サワー(ご当地セブン商品らしい)を飲みながらスマホで聴く。
長崎のホテルで一人で聴くOVER THE SUN、ちょと趣きありすぎた。